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 彼氏と仲直りした。朝はなんでこんなつまらない世界におはようしなければならないんだろうかとか考えて起床が苦痛で仕方なく、バイトに行くのが気が重かったけれど、つまらなくしてるのは自分だし、優しくしてくれた相手に優しくできないなら他人に優しくするしかないような気がしていたら4時間半のシフトはすぐ終わった。帰ってきてTHE世界遺産スコットランドの鉄橋を観ながらぼろぼろ泣いて、沖川東横先生の恋愛日記を読んでいたらいつの間にか元気を取り戻した。傷心旅行にインドにでも旅立とうかと思ったり、ボランティアのことを考えたりして夕方再び出勤したらつれないメールが来て、つれない電話が来て、いつの間にかつれなくなくなって、仲直りした。あ、いないと死ぬんだなーと思った。確実に心が死んで行くのを感じた。別に優しくしたくなくて優しくされていないわけではないのはわかる。わたしがもっと相手の気持ちに寄り添えたり、長期的な時間軸で物事を見られたりすればいいのに、自分のことばっかりで、目の前の不安や憤慨を解消したいばかりに相手に感情的なことばを吐いてしまうし、感情的な行動をしてしまう。先々週のiPhone破壊事件がいい例だった。昨日ホスト狂いの女の子と食事に行って、話を聴いて感動した。「わたし担当の前では泣かない。それだと相手が責められてるって思っちゃうから」。何百万も貢いで、挙句なにか傷つくことをされても泣かないと決めているその子に比べて、別に貢いでもいないのに気に入らないことがあると言わずにはいられなくなって、言いたいことが言えるのがいい関係だと勘違いして、不安とか憤りを解消してくれるのが恋人だと思い込んで、大して役にも立たないし癒しにもなれていないわたしが、ちょっと傷ついたり気に障るとわんわん泣く。そんないつ爆発するかわからない、どこに埋まってるかもわからない地雷原を歩かされる彼氏の気持ちを考えるととんでもない不幸。わたしは生まれ変わる必要性に駆られている。感情をコントロールする必要性である。あ、今傷ついたぞ!と思ったら脳内で日記をつけることにしてみる。効果があるのかは謎。あのねー、ねえねえ、あとね!を多用する話し方をしてしまうのが好評なので、メモ。大して面白くない話をたくさんして、聴いてくれる人がいると、安心する。