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 さみしいと言えば電話をくれて、なんでもない話に相槌を打ったり、笑ったりしてくれて、電話を切らないままでいてくれるから、疲れたのはどうでもよくなった。わたしも相手にとってこうなれたらいいな。感情的にならないでよかった。感じ方の違いを押し付けなくてよかった。自分の主観だけで、自分のからだの感覚だけで、判断しなくてよかった。問題から離れるきっかけがあって、落ち着いてよかった。苛々しても一旦落ち着いて、自分がほんとはさみしいだけで、さみしい気持ちにしないで!って怒ったりしないで、にこにこしてることを普段の自分は望んでるんだよって、いつでも思い出せればいいな。少し距離をとっていられるといいな。携帯電話なんて、LINEなんて、ずっと遠くにあればいいな。