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もっとのびのびできる場所があるはずだ。周りの何かじゃなくて、自分自身が。そういう心の置き方ができるはずだ。ついでにイライラしたり悲しくなったり、感情が高ぶってしまうのは、何かに追い詰められているからだけど、追い詰めているのは自分自身だ。放っておいてしまうこと、プレッシャーを感じて圧迫してしまうこと、いまあるものやできることで満ち足りることができないのは、自分自身のせいで、少し落ち着いて欲望から離れれば、何も大したことがない。本当は何かに突き動かされてなんていないのに、少し離れれば忘れてしまう程度のことなのに、その瞬間衝動に束縛されてしまうのは、自分自身への負い目や、相手への負い目のせいだ。言葉では簡単なのに、何もかも難しい。でも、間違ってると感じることや、ストレスを察知するとき、それは本当に自分のことを苦しめている。誰にどう思われたって、自分が自分のことを蔑ろにしてしまうよりはずっとましだ。自分のことを苦しめることが、やがて相手のことをも苦しめるし、お互い尊敬できなくなる。短期的な欲望やエゴは捨てて、ただ知ったり、理解したりすることだけに、ずっと集中していられたらいいのに。ひとりでいるなら、自由だと感じればいいし、誰かいるなら、誰かに感謝できればよい。